2022.12.29
あっという間に年末なんですよ
いや実際には全然あっという間ではなくて
毎日色々なことがあり
猛烈に忙しく仕事したり、歯をギリギリしながら何か考え事をしたり
疲れて半日眠ってしまったり、頑張ってたくさん用事をこなしたり
こなしたかったけど全然何もできずに1日が終わったり
なんでもないことが楽しかったり幸せだったりしながら過ごしていましたよ。
でも、「こんな風に、こんなペースで日々を過ごしたい」という理想よりは、思い通りにいかずに目の前のことに振り回されている感があって
もう年末なの!?っていう気持ちになるのかもしれません。
とにかく数字は、時間は、淡々と。
今日はあまり脈絡のない2種類のコーヒーを並べてカッピングしてみたら、全然違う味わいのコーヒーなのに共通するワードも出てきて頭の体操のようでした。
ひとつはブレンド。深煎りと、もう少し浅い焙煎のアフターミックス。中南米の違う国のブレンド。
ひとつはシングルオリジン。中米のウォッシュド。焙煎は浅煎り寄りのミディアム。
どちらにもSweet. Floral. Caramel という味わいがある。だけどコーヒーとしてはけっこう違う味。テイスティングワードを書き出していって、それを読んだ時にこのコーヒーの味わいがよくわかるようにと思ってやるんだけど途中までけっこう似ていて、それがなんか面白かった。
練習カッピングは、似たコーヒーを並べて
微妙な違いとかを確かめることが多いけど
たまにはこういうのも良いのかも。
何事もやってみることは大事。
割と元気な時にはこういう「いつもと違うことをやってみる」ことができるし、それを楽しむことができる。駅に行くまでの道順とか、服の組み合わせとかもそう。コーヒーの淹れ方もそう。
(疲れてギリギリの時には、いつもの道、いつもの服、いつものレシピがあることでエネルギーを節約できているので、それはそれで大事)
こないだコーヒー教室でお客様にコーヒーを淹れてもらったら、同じハンドドリップでもスピードとかタイミングが全然違っていて、それがうまい具合に湯温や粉量にマッチして、それぞれ美味しく出来上がって、とても愉快な気分になれました。
(私の愉快な気持ちが、その場のスタッフやお客様に伝わったんなら良いなあ)
そして改めて、同じコーヒー豆を家で淹れて飲んでいても、人によって違う味で飲んでいるのだなあと思ったり。
それは卵焼きの味が家庭によって違うように?
みんなそれぞれで良い良い。なんだけど
なんかのきっかけで(コーヒー教室のような)
よそのやり方や味を知って、それを取り入れてみたり、気分によって使い分けることができるようになったりするのは、人生をもう少し楽しくするかもしれないですね。
頭の中で考えているばかりでなく
どうなるかわからないけどやってみる
とか
とにかく集まってコーヒー淹れてみる
とかそういうことが
やっぱりけっこう大切なことなんだなと
視界が開けるきっかけになったりするんだなと
そんなことを思いました。